▽提出期限▽
2025年2月17日~2025年3月17日
▽確定申告が必要か知りたい方▽
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▽確定申告を楽にしたい方▽
イラストレーターにおすすめのクラウド会計3選|メリットや選び方とは?
▽提出期限▽
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イラストレーターにおすすめのクラウド会計3選|メリットや選び方とは?
クラウド会計を使いたいんだけど、freeeが良いかな?
マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeのどっちがいいかな?
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeの違いについて解説します。
イラストレーターの所得(売上-経費)が年間20万円もしくは48万円を超えると、確定申告をしなければなりません。
確定申告ではその年発生した売上・経費を漏れなく計算する必要があり、手作業でやろうとすると非常に手間がかかります。
確定申告にかかる時間を軽減したいのであれば、クラウド会計を導入するのがおすすめです。
クラウド会計があれば日々の会計処理も確定申告書の作成も大幅に時短可能です!
本記事では、大手クラウド会計である「マネーフォワードクラウド確定申告」と「freee」の違いを詳しく紹介していきます。
イラストレーターにおすすめのクラウド会計は「イラストレーターにおすすめのクラウド会計3選|メリットや選び方とは?」の記事で、詳しく紹介しています。
まずは、マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeの違いを一覧で確認してみましょう。
項目 | マネーフォワードクラウド確定申告 | freee |
---|---|---|
連携できる金融機関、サービス数 | 3,000以上 | 3,200以上 |
利用料金 | 1ヶ月あたり900円~※パーソナルミニプランを払いした場合 | 1ヶ月あたり980円~※スタータープランを年払いした場合 |
スマホアプリの有無 | あり(確定申告書の提出も可能) | あり(確定申告書の提出も可能) |
請求書作成機能の有無 | あり | あり |
関連サービスの内容 | 給与計算マイナンバー管理 | 給与計算マイナンバー管理 |
上記のように、マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeの機能には、それほど大きな違いがありません。
UIの使いやすさや自分が普段利用している金融機関やサービスと連携対応しているかで、選ぶのが良いでしょう
次の章では、マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeの違いをより詳しく解説していきます。
マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeはどちらもクラウド会計ですが、UIや連携できる金融機関、サービスに違いがあります。
それぞれ詳しく紹介していきます。
仕訳画面や入力方法を比較した場合、マネーフォワードクラウド確定申告の方が簿記・会計の知識がある人向けとなっています。
上記は、マネーフォワードクラウド確定申告の仕訳入力画面です。
従来の会計ソフトの入力方法と似ており、借方・貸方に自分で勘定科目を入力する必要があります
一方、freeeは簿記・会計の知識に自信がない人向けに作られていて、取引内容を入力すれば仕訳が完成するシステムです。
上記の3つだけ入力すれば仕訳が完成しますし、勘定科目ごとに使用シーンも書かれているので初心者でも選びやすいのが特徴です。
マネーフォワードクラウド確定申告にも「簡単入力」と呼ばれる初心者向け入力フォームがあるのですが、入力項目が多くいまいち使いにくいのが難点といえるでしょう。
簿記や会計に触れたことがある、これから勉強したいなら「マネーフォワードクラウド確定申告」がおすすめです!
freeeは初心者向けのUIが素晴らしい一方で、簿記や従来の会計ソフトに慣れている人にとっては、まどろっこしいと感じます。
freeeは仕訳の連続入力もしにくいので、取引が多い人にもあまり向きません……
それぞれの特徴をまとめると、下記の通りです。
マネーフォワードクラウド確定申告 | freee |
---|---|
・簿記・会計を少しでも知っている人向け ・取引数が多く連続仕訳入力をしたい人向け | ・簿記・会計初心者ならfreee一択 ・連携機能を多用する予定で手動入力をそれほど使わない人向け ・取引数が少なく、仕訳入力の機会が少ない人向け |
マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeも、2025年1月時点でAPI連携できる金融機関やサービスは3,000を超えています。
クラウド会計のアカウントと銀行口座やクレジットカードを紐付けるシステム。
連携させることで、入出金時やカード利用時に、自動で仕訳してもらえます。
日商簿記2級を持っている私でも、API連携による自動仕訳は、めちゃくちゃ便利だと思っています!
特に、細かい画材を頻繁に買うイラストレーターや個人相手にイラスト販売していて取引数が増える人にとっては、神機能なはずです。
API連携機能を基準にクラウド会計を選ぶときには、自分が使用しているサービスとクラウド会計が連携しているかを確認してみましょう。
とはいえ、マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeも連携できるサービス数が多いので、私たちが日常的に使用している金融機関やクレジットカードのほとんどは自動仕訳に対応しています。
そのため、両社を差別化するのであれば、金融機関やクレジットカードでもない決済サービスの対応数、種類が重要となってくるはずです。
本記事では、イラストレーターが利用する機会の多いサービスの連携状況を調べてみました。
マネーフォワードクラウド確定申告 | freee |
---|---|
・クラウドワークス(発注者・受注者) ・ランサーズ ・A8.net ・もしもアフィリエイト ・モノタロウ ・Amazon(購入者・出品者) ・楽天市場(出品者) ・アニメイト ・STORES ・BASE | ・MISOCA ・Dropbox ・LINE ・Chatwork ・slack ・Office365 ・BASE ・ASKUL ・LOHACO ・モバイルSuica ・PayPal |
※2025年1月時点の情報です。
※マネーフォワードクラウド確定申告は、私のアカウントで確認できたものを記載しています。
自分が普段どんな決済サービスを利用しているかは、なかなか思いつかないので、両社の無料体験を利用してみて連携機能が合う方を選んでみることをおすすめします。
私はクラウドワークスやランサーズ経由で仕事をすることもあるので、マネーフォワードクラウド確定申告にしています!
参考:freeeアプリストア アプリ掲載数|freee株式会社
マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeも料金プランがいくつか用意されており、それぞれ下記の通りです。
【マネーフォワードクラウド確定申告】
プラン名 | パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス |
---|---|---|---|
料金 | 【年払い】 900円/月 10,800円/年 【月額払い】 1,280円/月 | 【年払い】 1,280円/月 15,260円/年 【月額払い】 1,680円/月 | 【年払いのみ】 2,980円/月 35,760円/年 |
機能 | ・確定申告書の作成(青色・白色) ・確定申告書提出(e-tax) ・API連携による自動仕訳 ・無制限の仕訳登録 ・メール・チャットサポート ・見積書・請求書の作成 ・契約書の作成 | ・パーソナルミニの全機能 ・消費税の集計・申告 ・経営状況のレポート確認 ・電子ファイルの無制限保存 ・請求書メール送付の一括操作 ・税理士によるチャットサポート(期間限定) | ・パーソナルの全機能 ・電話サポート(操作方法のみ) ・税理士によるチャットサポート(期間限定) |
※2025年1月時点の情報です。
【freee】
プラン名 | スターター | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
料金 | 【年払い】 980円/月 11,760円/年 【月額払い】 1,780円/月 | 【年払い】 1,980円/月 23,760円/年 【月額払い】 2,980円/年 | 【年払いのみ】 3,316円/月 39,800円/年 |
機能 | ・確定申告書の作成(青色・白色) ・確定申告書提出(e-tax) ・API連携による自動仕訳 ・メール・チャットサポート(基本) ・見積書・請求書の作成 | ・スターターの全機能 ・消費税申告 ・レシート撮影の枚数増加 ・詳細レポートの出力機能 ・メール・チャットサポート(優先) | ・スタンダードの全機能 ・freee会計への乗り換え代行サービス ・税務調査サポート補償 ・組織向けの経理業務機能 |
※2025年1月時点の情報です。
両社ともプランは3つありますが、どれを選ぶべきでしょうか?
初めての確定申告に向けて、クラウド会計を導入するなら最も安価なプランで事足ります!
2025年1月時点の料金を比較すると、いずれのプランもマネーフォワードクラウド確定申告の方が安いです。
どうしても不安、税理士に相談したいという場合は、マネーフォワードクラウド確定申告の「パーソナル」を確定申告シーズンだけ月額利用するのもありですね。
私はずっとマネーフォワードクラウド確定申告の「パーソナルミニ」プランを使用しておりますが、特に問題は感じません
また、企業向けに仕事をしていて、インボイスに登録しているイラストレーターは、消費税申告ができるマネーフォワードクラウド確定申告の「パーソナル」もしくはfreeeの「スタンダード」プランを利用しましょう。
マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeもスマホアプリを提供しており、どちらも確定申告書の電子申告(e-tax)に対応しています。
e-taxによる確定申告書提出は、青色申告の65万円控除の適用要件でもあるので、是非とも利用したいところです!
スマホアプリで何をしたいのかにもよりますが、確定申告書の作成・提出のみに絞って言えば、マネーフォワードクラウド確定申告の方が便利です。
上記のように、複数のスマホアプリを操作する必要がなく「MF確定申告」というスマホアプリのみで確定申告書の作成から提出まで行えます。
「次何するんだっけ?どのアプリを使うんだっけ?」と悩まなくてすむのが嬉しいです!
一方、freeeのスマホアプリで確定申告書を作成、提出する場合は①freee会計アプリと②freee電子申告と2つのスマホアプリを使う必要があります。
freee電子申告は名前の通り、e-taxに特化したアプリで開業届の提出にも使えます。
とはいえ、開業届の提出って1度きりですし、だったら1つのスマホアプリで提出まで完了するマネーフォワードクラウド確定申告の方が使い勝手が良いと感じます。
マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeも電子申告機能(e-tax)に対応しています。
確定申告書もe-taxにて提出可能です!
ただし、マネーフォワードクラウド確定申告およびfreeeを使用している人がe-taxで確定申告書を提出するには、アカウントの他に下記も用意しなければなりません。
スマホについては最新のものでなくても、ほとんどの人がマイナンバー読み取りに対応しているはずなので、ご安心ください。
マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeには、見積書・請求書作成機能がついており、どちらも追加費用などはかかりません。
作成機能だけでなく請求書データを自動で仕訳入力してもらえる点も共通しています。
マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeも関連サービスが充実しており、給与計算や経費精算、マイナンバー管理なども行えます。
ただし、個人で活動しているイラストレーターの場合、上記の機能を使う機会はほぼないはずです。
先ほど解説したマネーフォワードクラウド確定申告とfreeeの違いをもとに、マネーフォワードクラウド確定申告の利用をおすすめしたい人の特徴は、下記の通りです。
マネーフォワードクラウド確定申告の「簡単入力」はそれほど使い勝手が良くないので、基本的には「振替入力」を使って仕訳を登録していきます。
振替入力の画面は、従来の会計ソフトにも似ていて、自分で勘定科目や金額などを入力しなければなりません。
そのため、少しでも良いので簿記について理解しておかないと仕訳入力をするのが難しいと感じるでしょう。
簿記3級について少しでも勉強したことがある程度なら、マネーフォワードクラウド確定申告を使いこなせるはずです!
余談ですが、イラストレーターとして活動している妹に、私の仕訳入力の手伝いを依頼していたことがありました。
妹は簿記など勉強したことがなく美術のみの人間でしたが、仕訳例を用意してあげたら毎月決まった取引はミスなく入力してくれるようになりました。
マネーフォワードクラウド確定申告には「仕訳辞書登録機能」もついているので、簿記に自信のない人でも利用していくうちに仕訳入力の手間を軽減できるはずです。
マネーフォワードクラウド確定申告と比較してfreeeがおすすめな人は、会計初心者や簿記についての知識に自信がない人です。
具体的には、下記に該当する人はfreeeの利用をおすすめします。
freeeの最大の特徴は、初心者でも使いやすいUIと簿記の知識が一切なくても仕訳入力できる点です。
日付や取引内容などを入力するだけで、仕訳が完成するのはすごいですよね
また、freeeはAPI連携による自動仕訳の精度も高い点が魅力といえます。
freeeの完全自動仕訳機能は特許も取得しており、AIが取引内容や仕訳内容を学習しながら利用者に合う仕訳を提案してくれます。
使えば使うほど、自動仕訳の精度が高くなるので仕訳訂正の手間を減らせるはずです
最後に、マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeについてよくある質問を回答と共に紹介していきます。
マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeのどちらも使いやすいですが、簿記・会計の知識がある人はマネーフォワードクラウド確定申告をおすすめします。
一方、簿記や会計の知識がない人はfreeeの利用をおすすめします。
イラストレーターにおすすめのクラウド会計は、マネーフォワードクラウド確定申告やfreee、やよいの青色申告オンラインです。
クラウドワークスやランサーズ経由で仕事を受注する場合は、マネーフォワードクラウド確定申告をおすすめします。
クラウド会計は確かに利用料金がかかるのですが、利用すればその分、仕訳入力や会計処理、確定申告書にかかる時間を節約できます。
お金で時間を買っている、会計処理に使っていた時間を営業活動や制作に使えると考えると、決してもったいなくはありません。
マネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプラン以上を契約している場合、freeeに簡単に乗り換えられます。
マネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルプラン以上であれば、CSV出力できるからです。
また、freeeのプレミアムプランであれば、クラウド会計乗り換えの代行サービスも利用できます。
クラウド会計の最大の弱点は、インターネットがないと利用できない点です。
また、従来の会計ソフトと比較してカスタマイズ性が低く、自分にとって使い勝手が良いように調整しにくい場合があります。
マネーフォワードクラウド確定申告とfreeeは性能のみで比較すると、それほど大きな違いはありません。
そのため、個人で活動しているイラストレーターが利用するのであれば、仕訳入力画面やスマホアプリの使いやすさや料金、連携できるサービス・決済機能で決めるのが良いでしょう。
また、マネーフォワードクラウド確定申告もfreeeもそれぞれ30日間の無料体験が用意されています。
どちらも無料体験を利用してみて、自分が使いやすい方を選ぶのがおすすめです!
無料体験期間でも全機能を利用できるので、確定申告シーズンに利用すれば、確定申告書の作成・提出まで無料でできちゃいます!
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本業はWebライター(金融・相続)/FP2級・日商簿記2級取得
ブログ運営やサイト制作、仕事でお世話になっているイラストレーターやフリーランスの方向けに、確定申告を解説するブログを作っています
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