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クラウドワークスで仕事を受注・依頼したときの仕訳例まとめ

クラウドワークスで仕事を受注・依頼したときの仕訳例まとめ
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お悩み

クラウドワークスでイラスト制作の仕事をしたんだけど、仕訳ってどうすればいいの?

お悩み

クラウドワークスで記事執筆やHP制作を外注したときの仕訳方法を知りたい

本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、クラウドワークスで仕事を受注、依頼したときの仕訳方法を解説します。

クラウドワークスを利用すれば、個人でも気軽に仕事を依頼・受注できるので、利用している人も多いのではないでしょうか。

たじみゆ

私もWebライターの仕事を始めたばかりのうちは、よく利用していました!

クラウドワークスは運営会社が決済を行ってくれるので、クライアントと直接金銭をやり取りしなくて良い点がメリットといえます。

しかし、クラウドワークスを利用していても、報酬を受け取った際や支払った際には仕訳登録などの会計処理をしなければなりません。

本記事では、簿記・会計初心者に向け、クラウドワークスで仕事を受注、依頼したときの仕訳例を具体例と共に解説します。

イラストレーターがよく使う仕訳については、下記の記事でも詳しく紹介しているので、よろしければ併せてお読みください。

目次

クラウドワークスでの受注・依頼時に使用する勘定科目例

クラウドワークスを利用して、仕事を受注または依頼したときに使用する勘定科目は、主に下記の通りです。

スクロールできます
勘定科目使用例・シーン
売上高仕事を受注し、報酬を受け取った
売掛金仕事を受注し、報酬が確定した
事業主貸報酬の一部が源泉徴収されていた
普通預金クラウドワークスに報酬を振り込んでもらった
支払手数料・クラウドワークスに対して、システム手数料を支払った
・クラウドワークスに報酬を振り込んでもらい、銀行の振込手数料を支払った
外注工賃(外注費)クラウドワークスにて、記事執筆やHP制作など仕事を外注した
消耗品費クラウドワークスの仕事に必要な画材などを購入した
通信費クラウドワークスの仕事に必要なソフトなどを購入した
新聞図書費クラウドワークスの仕事に必要な資料を購入した

勘定科目の中には、決まった取引にのみ使用するものもありますが、多くの勘定科目は厳密に使用ルールが決められているわけではありません。

たじみゆ

どちらの勘定科目を使用しても、問題ないケースも中にはあります

ただし、むやみやたらと勘定科目を変更するのではなく、同じ取引に対しては継続して同じ勘定科目を使用することが大切です。

クラウドワークスで仕事を受注したときの仕訳例

続いて、クラウドワークスで仕事を受注したときの仕訳方法を具体例とともに確認していきましょう。

  1. 仕事を受注したとき
  2. 納品・検収が完了し報酬を受け取ったとき
  3. 報酬が振り込まれたとき

時系列順に紹介していきます。

仕事を受注したとき

クラウドワークスで仕事を受注した段階では、仕訳をする必要はありません。

仕事を受注した時点では、お金の動きは発生しておらず、会計処理をする必要はないからです。

納品・検収が完了し報酬を受け取ったとき

納品後、クライアントの検収が完了すると、クラウドワークスのシステム上で報酬が確定します。

報酬確定時点では、銀行に報酬が振り込まれていないので「売掛金」などを使用して処理します。

仕訳例:クラウドワークスにてイラスト制作22,000円(税込)の仕事を受注し、検収完了となった。システム手数料は20%であり、源泉徴収も行われている。

スクロールできます
借方借方金額貸方貸方金額
売掛金14,914円売上22,000円
支払手数料4,840円
事業主貸2,246円

「支払手数料」はクラウドワークスに支払うシステム手数料の金額を記載します。

そして、事業主貸は報酬の一部が源泉徴収されたときに、源泉徴収額を記載しておきましょう。

なお、払いすぎた源泉徴収額は確定申告すれば還付金として受取可能です。

確定申告書にはいくら源泉徴収されたか記載する必要があるので、あらかじめ補助科目を設定しておき「事業主貸(源泉徴収)」としておくことをおすすめします。

報酬が振り込まれたとき

クラウドワークスから実際に報酬が銀行口座に振り込まれた際には、売掛金の相殺と銀行の振込手数料について仕訳をします。

仕訳例:クラウドワークスから14,814円が報酬として普通預金口座に入金された。振込手数料100円はこちらが負担している。

スクロールできます
借方借方金額貸方貸方金額
普通預金14,814円売掛金14,814円
支払手数料100円

クラウドワークスに支払うシステム手数料と銀行の振込手数料は、どちらも「支払手数料」を使用します。

混乱を防ぎたいのであれば、補助科目を設定し「支払手数料(システム手数料)」「支払手数料(振込手数料)」などとしても良いでしょう。

クラウドワークスで仕事を依頼したときの仕訳方法

イラスト制作・販売の業務量が増えてきた場合など、一部の作業をクラウドワークスにて外注することもあるでしょう。

本章では、クラウドワークスで仕事を依頼したときの仕訳方法を具体例とともに解説していきます。

契約を結び仮払いが完了したとき

クラウドワークスでは、仕事を依頼する際に契約を結び、発注者はクラウドワークスに対して報酬を仮払いします。

仮払いの段階では、お金の動きは発生しているものの、実際に業務が完了したわけではないので、下記のように仕訳をします。

仕訳例:クラウドワークスでHP制作を依頼し、50,000円を事業用クレジットカードにて仮払いした。

スクロールできます
借方借方金額貸方
仮払金50,000円未払金50,000円

【この時点では外注作業が完了していないので「仮払金」として処理する必要があります

納品してもらい検収完了を行ったとき

HP制作など依頼した作業を行ってもらい、検収完了としたときに外注費を計上します。

仕訳例:クラウドワークスにて依頼していたHP制作が完了し、検収完了の手続きをした

スクロールできます
借方借方金額貸方貸方金額
外注工賃50,000円仮払金50,000円

クラウド会計と連携すると取引時に自動仕訳してもらえる

クラウドワークスとクラウド会計を連携しておくと、報酬受取時や支払時に自動で仕訳をしてもらえます。

たじみゆ

自動で作成された仕訳を確認し、登録すれば会計処理が完了します!

本記事で、クラウドワークスを利用した際の仕訳例を紹介してきましたが、クラウド会計を利用すれば使用する勘定科目などに悩む必要はなくなります。

たじみゆ

お金の動きがあるたびにクラウド会計が自動仕訳してくれるので、仕訳を入力し忘れることもありません!

ただし、クラウド会計による自動仕訳を行うには、クラウドワークスとクラウド会計を連携させておく必要があります。

クラウド会計には複数の種類があり、それぞれ連携できるサービスが異なります。

次の章では、大手クラウド会計3社がクラウドワークスと連携可能かを見ていきましょう。

クラウドワークスと連携できるクラウド会計

2025年2月時点で、クラウドワークスと連携できるクラウド会計のアカウントは「マネーフォワードクラウド確定申告」です。

マネーフォワードクラウド確定申告は、クラウドワークスの発注者・受注者アカウント両方と連携できます。

たじみゆ

イラスト制作・販売の仕事を請けるだけでなく、外注したい場合にも活用できます!

私もクラウド会計を選ぶ際に、各社の連携できるサービスを比較検討したのですが、イラストレーターやWebライターなどクリエイティブ系の個人事業主は、マネーフォワードクラウド確定申告が最も連携できるサービスが多い気がします。

  • クラウドワークス(発注者・受注者)
  • ランサーズ
  • A8.net
  • もしもアフィリエイト
  • モノタロウ
  • Amazon(購入者・出品者)
  • 楽天市場(出品者)
  • アニメイト
  • STORES
  • BASE

上記のように、BASEやSTORESとも連携できるので、イラストのみでなくオリジナルグッズを販売している人にもおすすめです!

クラウドワークスの仕訳についてよくある質問

最後に、クラウドワークスの仕訳についてよくある質問を回答と共に紹介してきます。

クラウドワークスの振込手数料には何の勘定科目を使えば良いですか?

クラウドワークスに支払うシステム手数料や、クラウドワークスの報酬が入金される際の銀行の振込手数料は「支払手数料」の勘定科目で記帳しましょう。

クラウドワークスのシステム手数料には何の勘定科目を使えば良いですか?

クラウドワークスに支払うシステム手数料は「支払手数料」の勘定科目で記帳しましょう。

【まとめ】一度決めた仕訳ルールは継続しましょう

クラウドワークスで報酬を受け取ったときや支払ったときには、お金の動きがあるので仕訳をしなければなりません。

クラウドワークスを利用した際の仕訳は厳密に決められているわけではありませんが、勘定科目を一度決めたら継続して使い続ける必要があります。

使用する勘定科目をコロコロ変えてしまうと、経費の管理も難しくなりますし、税務署に経費を操作しているのでは?と疑いをかけられるリスクもあるからです。

「毎回仕訳入力をするのが大変だ」と感じる場合は、クラウド会計を利用することも検討しましょう。

大手クラウド会計のひとつである「

クラウドワークスで仕事を受注・依頼したときの仕訳例まとめ

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この記事を書いた人

本業はWebライター(金融・相続)/FP2級・日商簿記2級取得
ブログ運営やサイト制作、仕事でお世話になっているイラストレーターやフリーランスの方向けに、確定申告を解説するブログを作っています

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