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個人事業主・フリーランスイラストレーターのお金の管理方法について

個人事業主・フリーランスイラストレーターのお金の管理方法について
お悩み

個人でイラストレーターとして活動しているんだけど、収入に波があり、お金の管理が難しい……

お悩み

1回、クレジットカードの引き落としに間に合わなくて困ったことがある……

本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、個人で働くイラストレーターのお金の管理方法を解説します。

この記事でわかること
  • フリーランスイラストレーターがお金の管理を徹底すべき理由
  • フリーランスイラストレーターのお金についてのよくある悩み
  • フリーランスイラストレーターがすべきお金の管理

個人で働くイラストレーターにとって、忘れてはならないのがお金の管理です。

好きなことを仕事にできる一方で、収入の波や確定申告、経費の記録など、会社員時代にはなかった悩みに直面する人も多いはずです。

個人事業主やフリーランスとして働く場合には、仕事とプライベート両方のお金を管理する必要があります。

本記事では、フリーランスイラストレーターが押さえておくべきお金の管理方法を解説します。

目次

フリーランスイラストレーターがお金の管理を徹底すべき理由

フリーランスや個人事業主として働くイラストレーターにとって、イラスト制作や販売と同じくらいお金の管理も重要となってきます。

お金の管理を徹底すべき理由は、主に以下の通りです。

  • 売上を正確に把握するため
  •  生活費を管理するため

それぞれ詳しく解説していきます。

売上を正確に把握するため

日頃から自分がいくら稼いでいるのかを正しく把握することは、非常に重要となってきます。

クライアントとの取引が多岐にわたるイラストレーターの場合、売上の入金タイミングや手数料の控除方法が異なることも多く、帳簿をつけていなければ正確な収入がわからなくなります。

売上の把握ができていないと、確定申告のときに漏れやミスが発生しやすく、結果として税務調査のリスクが高まる可能性もあります。

また、売上や入金タイミングを把握できていないと、収入が自分にとって十分なのか、不足しているかを判断することもできません。

たじみゆ

売上は多ければ多いほど良いというわけでもなく、自分にとって適切な範囲に売上を調整することも大切です

生活費を管理するため

個人で働くイラストレーターがお金の管理をしていないと、生活費が不足するリスクがあります。

フリーランスは会社員と異なり、毎月一定の給料が入るわけではないからです。

たじみゆ

収入が不安定な分、生活費の管理はシビアに行う必要があります

例えば、「3月は売上が多かったけど4月は仕事が少ない」といったように収入に波があると、無計画に使ってしまった場合に生活が立ち行かなくなる恐れもあるでしょう。

フリーランスイラストレーターのお金の悩み

職種に限らないことですが、フリーランスとして活動していると、収入に波があり今後も暮らしていけるのか不安になることもあるでしょう。

フリーランスのイラストレーターに多い丘の悩みは、主に以下の通りです。

  • 収入に波がある
  • 売上・経費の管理方法がわからない
  • 納品から入金までにラグがある
  • 貯金ができない
  • お金について漠然と不安を抱えている

それぞれ詳しく解説していきます。

収入に波がある

会社員と比較して、フリーランスはどうしても収入に波が生じやすくなります。

たじみゆ

受注が増えれば収入が増える一方で、仕事が減ってしまうと収入も減少してしまいます

収入の波があっても生活できるように、収入が少なめの月でも生活できるように固定費を削減したり、収入が多い月に貯金をしたりと工夫が必要です。

売上・経費の管理方法がわからない

お金の管理が苦手な方に多いのが、売上や経費の管理方法がわからず放置してしまうケースです。

たじみゆ

帳簿と聞くだけで、苦手意識を持つ人もいるかもしれません

実際、多くのイラストレーターが売上や経費をきちんと記録せず、確定申告直前になって焦るケースがあります。

たじみゆ

レシートや請求書がバラバラのままになっていたり、経費として使ったのか私的な出費なのかが曖昧だったりすることもあります

このような悩みは、クラウド会計や家計簿アプリを活用することで大きく改善できます。

管理が面倒という方は、とりあえず事業用の口座やクレジットカードを分けておくだけでもしておきましょう。

納品から入金までにラグがある

イラスト制作の業務では、納品してからすぐに報酬が振り込まれないことも多々あります。

締日や支払いサイトの都合で、1〜2ヶ月後に入金されるケースも珍しくなく、これが資金繰りを圧迫する要因になります。

たじみゆ

支払いまでのタイムラグに備えるためにも、常に1〜2ヶ月分の生活費・経費を確保しておくのが理想です

生活防衛資金とは別に生活費を用意しておくと安心です。

また、報酬が入金されるまでは別の案件に取り組んでおくことで、心理的にも経済的にも余裕を保てるでしょう。

貯金ができない

フリーランスとして活動していると、「稼いでは使ってしまい、気付いたら残っていない」という声もよく聞きます。

たじみゆ

仕事が完了したり、売上が上がると「自分へのご褒美」をしがちなんですよね……

何かあったときや将来に備えるために、日頃から貯金をしておきましょう。

たじみゆ

余ったら貯金するのではなく、先取り貯金や積立投資などで強制的に貯金をすることが大切です

お金について漠然と不安を抱えている

「この仕事量で生活していけるのだろうか」「今の働き方で老後資金を用意できるだろうか」といった漠然な不安を抱えているフリーランスの方も多くいます。

たじみゆ

これまで話したように、収入に波があるため、不安を抱えやすいのだと思います

お金について漠然と不安という状態を少しでも解消するには、お金に関する知識を身につけることが大切です。

お金に関する仕事をしていなくても、FP3級を取得しておくと、お金に関する考え方や制度の知識を身につけられます。

【仕事編】フリーランスイラストレーターがすべきお金の管理

フリーランスのイラストレーターとして活動している場合、お金の管理を自分でしなければなりません。

具体的には、以下のような対策をしておくと良いでしょう。

  • 事業用の銀行口座・クレジットカードを作成する
  • 売上・入金管理用のシートを用意する
  • クラウド会計を利用し帳簿作成を効率化する
  • 確定申告・節税について不安であれば税理士に相談する

それぞれ詳しく解説していきます。

事業用の銀行口座・クレジットカードを作成する

お金の管理で最初にすべきことは、プライベートと事業のお金を分けることです。

そのために、事業用の銀行口座とクレジットカードを用意しましょう。

個人名義でも構いませんが、イラストレーター活動専用の口座を1つ持っておくことで、入金や経費の流れが明確にできるからです。

たじみゆ

事業用口座やクレジットカードがあれば、売上や入金を管理し、帳簿を作成しやすくなります

売上・入金管理用のシートを用意する

報酬の金額や入金日、請求先ごとの状況を把握するために、簡単な管理シートを作っておくと安心です。

ExcelやGoogleスプレッドシートで作成すれば十分で、以下のような項目を入れておくと良いでしょう。

  • 案件名
  • クライアント名
  • 請求金額(税込・税抜)
  • 請求日・支払予定日
  • 入金日
  • 支払いステータス(未請求・請求済・入金済)

納品後の入金までにはラグがあることも多いため、こうした記録を残しておかないと「どこまで入金されたのかわからない」「請求漏れがあった」などのトラブルが起きやすくなります。

クラウド会計を利用し帳簿作成を効率化する

経理作業が苦手な人や会計知識に自信のない方は、クラウド会計ソフトの導入を強くおすすめします。

クラウド会計を導入すれば、クレジットカードや銀行口座と連携して、自動で仕訳をしてくれます。

たじみゆ

確定申告についても、必要項目を入力すれば自動で作成でき、そのままスマホとマイナンバーカードで提出可能です

クラウド会計には、いくつか種類がありますが、中でも、個人で働くイラストレーターにおすすめなのは、下記の通りです。

クラウド会計特徴
やよいの青色申告オンライン最大1年間の無料体験が可能!
クラウド会計の利用料金を抑えたい方におすすめ
マネーフォワードクラウド確定申告クラウドワークスなどイラストレーターが利用するサービスとの連携機能が豊富
freee簿記・会計の知識がなくても操作しやすいシンプルな機能が魅力

毎月しっかり記帳しておけば、確定申告時に慌てることもありませんし、年間の収支がひと目で把握できるため経営感覚も自然と養われます。

確定申告・節税について不安であれば税理士に相談する

初めての確定申告や、売上が増えてきたタイミングで「自分でやるのが不安」「節税対策もしたい」と感じたら、無理せず税理士に相談しましょう。

特に、青色申告を始める場合や、仕事の経費に関する判断が難しいと感じている人にはプロのアドバイスが心強い味方になるでしょう。

たじみゆ

年間で数万円の費用はかかるものの、経費の適切な計上や控除制度の活用で、十分元が取れるケースもあります。

【プライベート編】フリーランスイラストレーターがすべきお金の管理

個人で働くイラストレーターは仕事のお金はもちろんですが、プライベートでもお金を管理し、収支バランスを整えておく必要があります。

具体的には、以下のようなことから取り組んでいくのが良いでしょう。

  • 家計簿をつけて毎月の収支を把握する
  • 不要な固定費を削減する
  • 先取り貯金をする
  • 新NISAで資産形成をする
  • iDeCoや小規模企業共済を利用する
  • お金の知識を身につけておく

それぞれ詳しく解説していきます。

家計簿をつけて毎月の収支を把握する

自分の収入や支出がいくらか把握していない方は、家計簿をつけてみるのが良いでしょう。

たじみゆ

どれだけ収入があって、毎月いくら支出しているのかを把握していないと、気づいたら赤字という状況にもなりかねません

紙の家計簿でもアプリでも構いませんが、まずは、①固定費(家賃・通信費など)と②変動費(食費・交際費など)の2軸で記録を始めると、シンプルで続けやすくなります。

不要な固定費を削減する

毎月の支出を減らしたいのであれば、固定費の見直しをしましょう。

例えば、使っていないサブスクや、高額な携帯料金、過剰な保険などを見直すことで、毎月数千円〜数万円を削減可能です。

たじみゆ

プライベートの支出はもちろんですが、事業に関連する固定費も定期的に見直すことが大切です

先取り貯金をする

少しずつでも貯金をしていきたいのであれば、先取り貯金をしていきましょう。

たじみゆ

「残ったら貯金しよう」ではなかなか貯まらないからです

金額は、毎月一定額でも良いですし、収入の◯%などと変動制にしても問題ありませんし、月3〜5万円程度の金額を先取り貯金できるようになれば、年間で数十万円程度貯まります。

貯まったお金は生活防衛資金にしても良いですし、余剰資金として投資に回してみるのもおすすめです。

新NISAで資産形成をする

将来に向けた資産形成の第一歩として、新NISA(少額投資非課税制度)を活用するのもおすすめです。

新NISAは2024年から制度が刷新され、年間360万円まで投資でき、非課税保有期間が無期限となり、かなり使いやすくなりました。

たじみゆ

少額から始められる投資信託やインデックスファンドに毎月積立をすれば、長期的な資産形成が可能です

iDeCoや小規模企業共済を利用する

老後資金を貯めたい方や、投資をしつつ節税したい方は、新NISAとあわせて、iDeCoや小規模企業共済を活用するのがおすすめです。

iDeCoや小規模企業共済は掛金全額が所得控除となるので、節税しつつ、将来に備えたい方に適しています。

たじみゆ

ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出すことができませんし、小規模企業共済も短期間だと元本割れの恐れがあるのでご注意ください

お金の知識を身につけておく

最後に大切なことは、お金について自分で考え、判断する力を養うことです。

お金は私たちの暮らしにとって切っては切れないものであり、以下のようにテーマも多岐にわたります。

  • 税金
  • 社会保険
  • 投資
  • 保険
  • 年金

お金に関する制度は改正されることもあるので、日頃から自分に必要な情報を収集することが大切です。

たじみゆ

信頼できる本やYouTube、国の制度紹介サイトなどを活用し、少しずつ知識を蓄えていきましょう

イラストレーターのお金の管理についてよくある質問

最後に、イラストレーターのお金の管理について、よくある質問を回答とともに紹介していきます。

イラストレーターの経費になるものは何がありますか?

経費にできるものは事業に直接関連する支出のみであり、イラストレーターの場合には、以下のようなものが挙げられます。

  • 画材費(ペン、紙、絵具、デジタル用ペンタブレットなど)
  • ソフトウェア利用料
  • パソコンやタブレットの購入費用
  • 打ち合わせに使った交通費・通信費
  • 作品制作の参考にした書籍・資料代
  • 仕事で利用するスペースの家賃や光熱費(自宅の場合は按分計算が必要)

イラストレーターが経費にできる費用について詳しくはコチラ

学生がイラスト販売をした場合には確定申告が必要ですか?

学生であっても、イラストを販売して収入があれば確定申告が必要になる場合があります。

確定申告が必要になる所得(売上-経費)の基準は、以下の通りです。

  • 他にアルバイトをしている:年間所得が20万円超で確定申告が必要
  • 他にアルバイトをしていない:年間所得が48万円を超えたら確定申告が必要

大学生イラストレーターの確定申告について詳しくはコチラ

イラストレーターの収入が源泉徴収されない場合にはどのように対処すべきですか?

個人でイラストレーターの仕事をしている場合、依頼主が個人であれば源泉徴収される必要はありません。

一方、クライアントが企業であれば源泉徴収は必要ですが、源泉徴収は企業側(依頼主側)に徴収義務があります。

そのため、イラストレーターの収入が源泉徴収されていない場合、特に何かする必要はありません。

イラストレーターの源泉徴収について詳しくはコチラ

【まとめ】お金について知れば不安を減らしていけるはずです!

フリーランスのイラストレーターにとって、お金の管理は作品制作と同じくらい重要な仕事の一部です。

とはいっても、お金の管理はひとつひとつは難しいものではありません。

収入や支出を見える化や、将来に備えた貯金や資産形成を始めることを意識しましょう。

最初は慣れない作業でも、少しずつルールや仕組みを整えていけば大丈夫です。

仕事のお金を管理する際には、クラウド会計を利用するのがおすすめです。

イラストレーターにおすすめのクラウド会計は、以下の通りです。

クラウド会計特徴
やよいの青色申告オンライン最大1年間の無料体験が可能!
クラウド会計の利用料金を抑えたい方におすすめ
マネーフォワードクラウド確定申告クラウドワークスなどイラストレーターが利用するサービスとの連携機能が豊富
freee簿記・会計の知識がなくても操作しやすいシンプルな機能が魅力

このブログでは、個人で働くイラストレーターに向けて、確定申告や節税について解説します。

たじみゆ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました

個人事業主・フリーランスイラストレーターのお金の管理方法について

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この記事を書いた人

本業はWebライター(金融・相続)/FP2級・日商簿記2級取得
ブログ運営やサイト制作、仕事でお世話になっているイラストレーターやフリーランスの方向けに、確定申告を解説するブログを作っています

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