
イラストレーターとして活動をしているんだけど、収入が安定しなくて不安……



たまに収入が多くても、すぐになくなるんじゃないかってお金の不安が消えない……
本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、お金について不安なイラストレーターがすべきことを解説します。
- お金について不安なイラストレーターがすべき5つのこと
- お金について不安なイラストレーターがすべきでないこと
- フリーランスのイラストレーターが将来のお金を貯める方法
フリーランスのイラストレーターとして活動していると、収入の不安定さから「このまま生活できるのか」「将来は大丈夫なのか」といったお金の悩みを抱える方は少なくありません。
特に、駆け出しの頃や、仕事が途切れたときには、焦りや不安で冷静な判断ができなくなることもあるでしょう。
そのような事態を防ぐために、日頃から自分のお金の使い方を見直しておき、収入に波があっても慌てないようにすることが大切です。
本記事では、そんな不安を感じるイラストレーターに向けて、「お金の不安に対してやるべきこと」「やってはいけないこと」「将来に備えるための方法」など解説します。
お金について不安なイラストレーターがすべき5つのこと
収入が安定しなかったり、少なかったりするイラストレーターは、お金や暮らしについて不安を抱えていることも多いでしょう。
お金について不安を抱えているイラストレーターは、以下のような取り組みを増やしてみることをおすすめします。
- 営業に力を入れて仕事を増やす
- 自分が毎月いくらで生活できるか確かめる
- 安売りしすぎず単価を上げる
- イラスト以外の収入も増やす
- フリーランスをやめて会社員になることを検討する
それぞれ詳しく解説していきます。
営業に力を入れて仕事を増やす
まずは、イラストレーターとしての収入を増やす努力をしていきましょう。
絵が上手いだけで仕事が途切れずくることは稀なので、普段からポートフォリオサイトやSNSを活用して自分の作品を発信し、積極的に営業することが重要です。
また、新規の営業活動とあわせて継続依頼を発注してもらえるように相手の求める絵柄に合わせることや納期管理やコミュニケーションを丁寧にするなどの工夫も大切です。
自分が毎月いくらで生活できるか確かめる
今の収入で足りているのかよくわからないことが原因となって、お金の不安が生まれるパターンもあります。
よくわからないことによる不安を解消するためにも、毎月の固定費や変動費を把握しておきましょう。



自分がいくら稼げば生活できるのかを即答できるようにするのが理想です。
例えば「月15万円あれば暮らせる」とわかれば、収入の目標も立てやすくなりますし、生活水準の見直しもしやすくなります。



実家暮らしの場合や副業イラストレーターの場合、そもそもそれほど売上がなくても生活していける可能性もあるでしょう
安売りしすぎず単価を上げる
「依頼が来るだけありがたいから」といって仕事を安く引き受けすぎてしまうと、収入が伸び悩み疲弊してしまいます。



ある程度経験を積んだら、思い切って単価を上げることを検討しましょう
とはいえ、価格を上げるには、「なぜこの価格なのか」を説明できるだけの実績やサービス設計が必要です。
納品までの丁寧な対応、ラフの提案数、修正回数などを明示し、価格に見合う価値を提供することが信頼につながります。
イラスト以外の収入も増やす
イラスト関連の仕事は波があり、季節や景気によっても変動します。
フリーランスとして安定した収入を目指すなら、イラスト以外のスキルも活かした収入源を持つことも考えましょう。
- イラスト制作過程をnoteで販売する
- グッズ販売
- イラスト講座やワークショップの開催
- YouTubeやSNSでのマネタイズ
- ブログやアフィリエイト



自分の得意分野を組み合わせれば、複数の収入の柱ができ、精神的な余裕も生まれるはずです
フリーランスをやめて会社員になることを検討する
「どうしても不安がぬぐえない」「毎月の収入が不安定で生活が厳しい」と感じるなら、いったん就職するという選択もあります。
イラストに関係のある業種(広告代理店や制作会社など)で働けば、スキルを活かしながら安定した収入を得られます。



副業OKな会社を選べば、個人の仕事も継続可能です
また、イラストレーターの活動は副業で続けたいのであれば、事務や販売、営業など全くの別職種で働くのも良い経験になるはずです。



他の仕事についたらイラストの仕事ができなくなるといったわけではないので、自分に合う働き方を見つけていきましょう
お金について不安なイラストレーターがすべきでないこと
収入が安定せず不安だと感じても、以下のような行為をすると悪循環に陥る恐れがあるのでやめておきましょう。
- 焦って低単価案件に応募しまくる
- SNSなどで「暇」「お金がない」アピールをする
- 過度な節約をする
- イラスト制作・販売をキッパリやめてしまう
それぞれ詳しく解説していきます。
焦って低単価案件に応募しまくる
お金に困っていると、「何でもいいから仕事がほしい」とつい思ってしまい、低単価案件に手を出してしまいがちです。
しかし、低単価の仕事ばかり受けてしまうと、時間や体力ばかりが消耗し、いつまで経っても生活が楽になりません。
また、低価格案件ばかり受注していると「この価格で受けてくれる人」として認識される恐れもあります。



ブランディングとして良くないので、過度な安売りはやめましょう
SNSなどで「暇」「お金がない」アピールをする
不安になると誰かに共感してほしくて、SNS上で「仕事が来ない」「お金がやばい」といった投稿をしてしまいたくなることもあるかもしれません。
しかし、こうした発信は、フォロワーやクライアントに「不安定な人」「自己管理ができない人」と受け取られるリスクがあります。
もちろん、正直な気持ちを吐き出すことは悪いことではありません。
ただし、不特定多数に向けて発信するのではなく、信頼できる知人や仲間に相談するか、ポジティブな方向性を添えて発信することが大切です。



SNSは作品を見てもらう場やブランディングの場として活用していきましょう
過度な節約をする
支出の見直しは大切ですが、健康を害するような過度な節約に振り切ることはおすすめできません。
例えば、真夏の冷房を我慢したり、食費を極端に削ったり、イラスト制作に必要な支出をやめたりすることはやめた方が良いでしょう。



短期的にはお金が残っても、中長期的にその生活を続けることは苦しいはずです
お金の不安を解消するために節約をするのであれば、支出を見直し、不必要な部分を削るところから始めてみましょう。
イラスト制作・販売をキッパリやめてしまう
「もう無理かもしれない」と感じて、イラスト活動をすべてやめてしまうのもできれば避けた方が良いでしょう。
イラストレーターとしての活動は、費用がそれほどかからず、事業としてのリスクも低いからです。
例えば、ラーメン屋や美容室経営であれば赤字が続く場合に店を閉めることも考えるべきでしょう。
一方で、イラストレーターのような費用がかからない仕事をきっぱりやめてしまうと、後悔する可能性もありますし、再開したいと思っても難しくなるからです。



お金についての不安がなくならず他の収入源を得たいのであれば、イラストレーターと両立できる働き方を見つけると良いでしょう
フリーランスのイラストレーターが将来のお金を貯める方法
フリーランスで活動するイラストレーターは、何かあったときに備えて資産形成していくことが大切です。
具体的には、以下のような方法で何かあったときのためにお金を用意しておくと安心です。
- 先取り貯金をする
- 新NISAで資産形成をする
- iDeCoを利用する
- 小規模企業共済を利用する
それぞれ詳しく解説していきます。
先取り貯金をする
まず、基本となるのが先取り貯金です。
「収入が安定したら貯金しよう」「生活費が余ったら貯金しよう」と考えるのではなく、報酬が振り込まれたらすぐに、毎月一定額を別口座に移す仕組みを作りましょう。



金額は無理のない範囲で構いません
例えば「毎月3万円を貯金用口座へ」といったルールを作り、自動振替設定をしておけば、習慣化しやすくなります。
生活費用口座や事業用口座にあると使ってしまう場合には 、貯金用口座を別に用意しておくのもおすすめです。



先取り貯金を習慣にすれば、この後に解説する新NISAやiDeCoでの運用もしやすくなるはずです
新NISAで資産形成をする
2024年からスタートした「新NISA(少額投資非課税制度)」は、フリーランスの資産形成にも非常に有効です。
新NISAは1,800万円までの投資額までについて、株式や投資信託の運用益・配当金が非課税となる制度です。



従来のNISAと比較して、新NISAは非課税期間や非課税額が大幅に改良されました
投資初心者や投資に使う時間が限られている人に特におすすめなのが「つみたて投資枠」を活用した毎月の積立です。
証券会社にもよりますが、毎月数百円から積立を始められ、将来の老後資金やライフイベントに備える資金を効率よく準備できます。



先取り貯金に慣れてきたら、一部を新NISAに回すのもアリです
注意点としては、新NISAで購入できる金融商品には元本割れのリスクがあることです。



まずは、余裕資金の一部を新NISAで運用することも検討してみてはいかがでしょうか
iDeCoを利用する
「将来の老後資金が不安」「収入の波が大きく、子供の保育料や国保の支払いがきつい」という方には、個人型確定拠出年金であるiDeCo(イデコ)」も選択肢のひとつです。
毎月一定額を積み立て、自分で運用しながら老後資金を準備する制度です。
最大のメリットは、掛金全額が「所得控除」として税金の節約につながることです。



例えば、年間27万6,000円を拠出すると、その分だけ課税所得が減り、所得税・住民税が軽減されます
加えて、課税所得が減るということは、子育て支援の所得制限に引っかかりにくくなるということでもあります。
私も下の子に障害があり放課後等デイサービスを利用するなどといった福祉支援を受けているので、iDeCoを満額掛けてできるだけ所得を下げるようにしています。
一方で、iDeCoの掛金は原則として60歳まで引き出せないとされています。



資金がロックされてしまうのが不安な方は、新NISAを利用するのが良いでしょう
小規模企業共済を利用する
フリーランスが「退職金」のように使える制度が「小規模企業共済」です。
月1,000円から月7万円の範囲で掛金を積み立て、廃業・引退時に一括または分割で共済金を受け取れます。



iDeCoと同様に掛金は全額が所得控除となり、節税効果が非常に高い点が魅力です
さらに、万が一のときには事業資金の貸付制度も利用できるので安心感があります。
一方で、短期で解約すると元本割れすることもあるため、中長期的に掛金を支払えるか確認しておくことが大切です。


イラストレーターの資金繰りやお金についてよくある質問
最後に、イラストレーターの資金繰りやお金の管理について、よくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 個人事業主をしていてお金がなくなったらどうすべきですか?
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大前提として、「お金がなくなる=失敗」ではありません。
フリーランスで活動していれば、収入に波があるのは自然なことと理解しておきましょう。
その上で、収入が減りお金が不足しそうになったときにどうすべきかを理解しておくことが大切です。
例えば、普段から先取り貯金をしておき生活防衛資金を用意したり、固定費を削減し、収入が少ない月でも暮らせるようにしたりすると良いでしょう。
- イラストレーターになりたいけど依頼を受けられるか不安です
-
イラストレーターになりたいけど、そもそも仕事がもらえるか不安といった場合には、以下の3つの視点を持つことが大切です。
- 実績ゼロでも活動は始められる
- クラウドソーシングなどで小さな案件からスタートする
- 不安なのは「お金をもらうことへの遠慮」であると理解する
今では、SNSやnoteなどで実績を積み重ね、イラストレーターとして収入を得ることも可能です。
不安になりすぎず、少しでもやってみたいと思ったら、イラストを公開することや仕事への応募から始めてみましょう。
【まとめ】自分にとって必要な収入を把握しましょう
イラストレーターとして安定して働き続けるためには、目先の売上だけでなく、中長期的なお金の管理や将来への備えが欠かせません。
収入が不安定な時期こそ、焦って安売りや悲観的な判断をするのではなく、自分の生活費を把握し、単価アップや収入の多様化を図ることが大切です。
また、先取り貯金や新NISA、iDeCo、小規模企業共済などの制度を活用すれば、将来への不安も少しずつ軽減できます。



不安を感じたときこそ、自分の働き方やお金の流れを見直し、無理なく続けられる土台を築いていきましょう
このブログでは、イラストレーターの確定申告や税金、節税について解説しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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