会社員として勤務しながらイラストレーターとしても活動しているんだけど、副業がバレることはないのかな?
イラストレーターの副業がバレない方法があるなら知りたい
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、イラストレーターの副業がバレる理由やバレないようにする方法を紹介します。
イラスト制作・販売は自分のペースでもできるので、挑戦しやすい副業のひとつです。
パートやアルバイトよりもバレにくい傾向がありますが、それでも住民税の金額が上がり会社にバレるリスクがあるのでご注意ください。
イラストレーターの副業をバレないようにするには、確定申告時に住民税を「自分で納付」にしておきましょう。
本記事では、イラストレーターの副業がバレる理由やきっかけ、バレないように副業する方法を紹介します。
イラストレーターの副業がバレる理由・きっかけ4つ
イラストレーターの副業がバレる理由としては、下記のものが考えられます。
- 住民税の金額がきっかけでバレる
- 同僚に話してしまいバレる
- 作業・販売しているところを見られてしまう
- 副業に関する資料を見られてしまう
それぞれ詳しく解説していきます。
住民税の金額がきっかけでバレる
イラストレーターに限らず副業がバレる理由として多いのは、住民税の金額から副業が発覚するというものです。
確定申告時に住民税を「特別徴収」にしてしまうと、副業収入にかかる住民税も本業の給料から天引きされてしまいます。
- 昨年よりも住民税の金額が大幅に増えている
- 同市区町村に住んでいる他の従業員より住民税の金額が高い
上記の理由などで、副業をしていることが知られてしまう可能性があります。
同僚に話してしまいバレる
仲の良い同僚にイラストレーターとして副業していることを話してしまい、噂が広がりバレてしまうケースもあります。
副業について話題が出た際に、「イラストを描いて販売している」や「依頼を受けてデザインを作っている」といった発言をすると周囲に知られてしまいます。
他には、イラスト制作・販売用のSNSアカウントを同僚や会社関係の人に知られてしまい、副業がバレてしまうこともあるのでご注意ください。
- プライベートのSNSアカウントでは、副業やイラストの話をしない
- イラストレーター用のSNSアカウントでは、プライベートの話をしない
上記のようにSNSアカウントごとの発言に気を配れば、SNS経由でバレるリスクを減らせます。
作業・販売しているところを見られてしまう
イラスト制作や販売しているところを同僚に見られて、副業がバレる可能性もあります。
- 会社の休憩時間中にラフスケッチやイラストの修正をしているところを見られる
- 納品メールを送る場面を同僚に目撃される
- 同人誌やグッズの即売会に出ているところを同僚や知人に見られてしまう
イラストレーターの活動内容によっては、身バレのリスクをゼロにすることは難しいのかもしれません。
しかし、できるだけ副業を知られたくないのであれば本業とプライベート(副業)を徹底的に分けて管理することも検討しましょう。
副業に関する資料を見られてしまう
勤務先で副業に関する資料を見ていると、その姿を見られ副業していることがバレるケースもあります。
- 依頼者とのメールやDM
- クラウドソーシングのアカウントページ
上記を勤務先で確認するのは、やめた方が良いでしょう。
イラストレーターの副業をバレないようにする方法
イラストレーターの副業を知られないようにする方法は単純で、先ほど紹介したバレる理由やきっかけをひとつずつ排除していくだけです。
具体的には、下記の方法で対策していきましょう。
- 確定申告時に住民税を「自分で納付」にしておく
- 仲の良い同僚にも副業をしていることを隠す
- 会社近くのカフェなどで作業することは避ける
- 副業に関する資料・連絡は会社で見ない
それぞれ詳しく紹介していきます。
確定申告時に住民税を「自分で納付」にしておく
住民税がきっかけで副業がバレるのを防ぎたいなら、確定申告時に住民税を「自分で納付」にしておきましょう。
確定申告書には、住民税の納税方法を選択する箇所があります。
上記を「自分で納付」にしておくと、副業収入にかかる住民税は自分で納付できます。
「特別徴収」にしてしまうと、住民税が給料から天引きされるのでご注意ください
ただし、自治体によっては特別徴収と自分で納付を分けてくれないところもあるので、不安であれば自治体に確認しておくことをおすすめします。
イラストレーターの確定申告の流れは「【保存版】イラストレーターが確定申告する手順【記入例付き】」でも紹介しているので、よろしければお読みください。
仲の良い同僚にも副業をしていることを隠す
イラストレーターの副業を絶対に知られたくない場合は、仲の良い同僚や同期にも副業の話をしないようにしましょう。
「この人にだけは打ち明けよう」と思っても噂が広まってしまう可能性はゼロではありませんし、偶然他の人に副業の話を聞かれてしまう場合もあるからです。
近年は、不景気や将来の不安から副業や投資などお金の話が雑談や飲み会の場で出てくることも多いです
こういった場でも副業についての知識や経験を披露するのはやめ「イラストは趣味で描いている」などと言っておくのが無難です。
会社近くのカフェなどで作業することは避ける
副業を知られたくないのであれば、会社近くのカフェや飲食店でイラスト制作や販売に関する作業をするのはやめましょう。
同僚や上司が偶然立ち寄り、作業内容を目撃する可能性があるためです。
特に、イラストを描く作業は目立ちやすく、周囲に興味を持たれるリスクがあります
また、公共の場で作業をする際にはパソコンやタブレットの画面にも気を配りましょう。
背後から覗かれることで、副業の資料やメールが見られてしまう可能性があります。
作業をする場所は、自宅やコワーキングスペースなど、完全にプライベートな空間を選ぶと安心です。
副業に関する資料・連絡は会社で見ない
副業に関する資料や連絡は、会社では絶対に確認しないようにしましょう。
休憩時間中であっても、スマホでメールやDMを見ている姿が目撃されるリスクがあるからです。
スマホの通知からバレるケースもあるので、副業関連の通知はオフにしておくことをおすすめします
急に依頼先から連絡が来るかもと不安な場合は、正直に「本業勤務中は返信ができない」「終業後に順次連絡していく」と仕事の受付窓口に記載しておくと良いでしょう。
イラストレーターの副業をするときの注意点
イラストレーターとして副業する場合、イラスト制作・販売の利益が年間20万円を超えたら確定申告をしなければなりません。
副業時の注意点を詳しく紹介していきます。
副業の利益が年間20万円を超えたら確定申告が必要である
副業で得た利益(収入から必要経費を差し引いた額)が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です。
確定申告をしないと所得税の追徴課税やペナルティが課される可能性があります
例えば、イラストの依頼やグッズ販売、ストックイラストの収益など、複数の収入源がある場合は、全てを合算して利益を計算する必要があります。
一方、副業の利益が年間20万円以下であれば確定申告は不要ですが、住民税の申告が必要となる場合があるため、自治体のルールを確認しましょう。
確定申告を楽にすませたいのであれば、クラウド会計を活用するのがおすすめです。
本記事で解説した「住民税を自分で納付」と選択した確定申告書も簡単に作れます。
就業規則を確認しておく
副業を始める前に、勤務先の就業規則を確認しておきましょう。
一部の企業では副業を禁止している場合があります。
特に、デザイン関係の仕事尾では競業禁止規定を定めており、本業と競合する恐れのある副業は禁止されている可能性があります。
イラストレーターの副業についてよくある質問
最後に、イラストレーターの副業についてよくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 副業で絵を売ったら会社にバレる?
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副業で絵を販売した場合、住民税の金額が上がり副業がバレる可能性があります。
バレたくないのであれば、確定申告時に住民税を「自分で納付」と選択しておきましょう。 - 正社員をしながらイラストレーターの活動もできる?
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イラストレーターは仕事量も調節しやすいので、正社員をしながら副業でも活動可能です。
ただし、副業として仕事をする場合は会社の就業規則を確認しておく、本業に支障がでない範囲で行わなければなりません。 - ストックイラストの販売は副業に含まれる?
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ストックイラストの販売は、副業として扱われる場合があります。
特に、継続的に収入が発生している場合や金額が多い場合には、副業とみなされる可能性が高いです。また、ストックイラスト販売の利益が年間20万円を超えると確定申告が必要なのでご注意ください。
【まとめ】イラストレーターの副業はバレにくい
副業には様々なものがありますが、イラストレーターはオンライン上で仕事を完結できることも多いため、他の副業よりバレにくい傾向があります。
また、仕事の量も自分で調整しやすいですし、結婚や出産などライフイベントの変化にも対応しやすいのが魅力です。
ただし、副業がバレるリスクはゼロではないので、確定申告時に住民税を自分で納付にする、周囲に副業していることを言わないなどの工夫が大切です。
本ブログでは、イラストレーターの確定申告に関する情報を発信しています。
この記事に満足していただけたら、他の記事もお読みいただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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