マネーフォワードクラウド確定申告は1ヶ月だけ利用できる？無料体験はある？

本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、マネーフォワードクラウド確定申告は1ヶ月だけ利用できるのかを解説します。

マネーフォワードクラウド確定申告は、イラストレーターなどの個人事業主が「確定申告の時期だけ効率的に使いたい」と考えるときに最適なクラウド会計ソフトのひとつです。

初回利用者向けに1ヶ月の無料トライアルが用意されておりますし、有料プランも月単位で契約・解約が可能です。

1ヶ月だけの利用でも、確定申告書の作成からe-Tax提出までをオンラインで完結できます。

本記事では、マネーフォワードクラウド確定申告を1ヶ月だけ利用する方法や注意点について解説します。

マネーフォワードクラウド確定申告は1ヶ月だけ利用できる？

マネーフォワードクラウド確定申告は、無料体験や1ヶ月だけの有料契約も可能ですので、確定申告シーズンだけ利用することも可能です。

マネーフォワードクラウド確定申告は、フリーランスや個人事業主に人気のクラウド会計ソフトのひとつです。

マネーフォワードクラウド確定申告は、クレジットカードや各種サービスとの連携機能が充実しており、経理・会計業務が苦手な方でも、手軽に仕訳や確定申告を行えます。

本章では、マネーフォワードクラウド確定申告は1ヶ月だけ利用できるのか、詳しく解説していきます。

初回利用者は1ヶ月だけ無料トライアルを利用できる

マネーフォワードクラウド確定申告では、初回登録時に1ヶ月間の無料トライアルが提供されています。

期間中は、有料プランとほぼ同じ機能を制限なく利用できるため、仕訳登録や確定申告書の作成を行えます。

ただし、無料トライアルでは、一部機能が制限されている点には注意しなければなりません。

確定申告書の出力やe-Taxの利用ができない以上、無料トライアルでは、確定申告書の作成はできても提出はできないと考えておきましょう。

副業収入があり確定申告したい場合には、雑所得として申告するケースがほとんどなので、無料トライアルでも確定申告書を提出できる可能性があります。

マネーフォワードクラウド確定申告を利用して、本業（事業所得など）の確定申告書を提出したい場合には、大分無理やりですが、以下のような手順でできるはずです。

個人事業主やフリーランスが確定申告をする場合、事業所得として申告するはずですが、上記の手順は非常に手間がかかります。

そのため、無料で確定申告するのは諦めて、1ヶ月だけマネーフォワードクラウド確定申告を有料契約して確定申告書を提出するのがおすすめです。

1ヶ月だけ有料契約もできる

すでに無料トライアルを利用済みの方や、マネーフォワードクラウド確定申告で確定申告書の提出まで完了したい方は、有料プランを1ヶ月だけ契約することを検討しましょう。

マネーフォワードクラウドは月額払いに対応しており、契約後すぐに解約すれば翌月以降の料金は発生しません。

例えば、確定申告シーズンのみマネーフォワードクラウド確定申告を契約して、完了後は有料契約を解約することも可能です。

マネーフォワードクラウド確定申告の契約期間・内容による機能の違い

マネーフォワードクラウド確定申告には、①無料トライアルと②無料プラン、③有料プランの3種類に分けられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

1ヶ月の無料トライアル

マネーフォワードクラウド確定申告を初めて利用する方は、登録から1ヶ月間は無料トライアルとして有料プランとほぼ同じ機能を利用できます。

無料トライアル期間は、実際の確定申告に必要な作業をすべて体験できるため、「本当に自分に合っているか」を判断するのに最適です。

無料トライアル中に利用できる主な機能は、以下の通りです。

ただし、確定申告書のPDF出力やマネーフォワードクラウド確定申告上での提出はできません。

なお、無料トライアル期間が終了すると、無料プランに移るため、自動で費用が発生することはありません。

無料プラン

マネーフォワードクラウド確定申告には、「無料プラン」も存在します。

無料トライアルと異なり利用回数・期間に制限がないため、費用を払いたくないが契約情報や入力した仕訳を残したい方に向いています。

無料プランの機能は制限されており、主に下記の通りです。

無料プランでは、仕訳登録回数に制限があるため、小規模事業者の利用に適しています。

ただし、無料プランは確定申告書の作成ができないため、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」などを別途利用する必要があります。

他にも、無料プランであれば過去分含め仕訳データを保存しておけるため、別のクラウド会計を利用することになったため、データだけ保管したい方にもおすすめです。

有料プラン

本格的に確定申告や経理管理を行いたい場合は、有料プランへの加入が必要です。

マネーフォワードクラウド確定申告では、利用目的に応じて複数の有料プランが用意されており、月額払いと年額払いを選択できます。

主要な有料プランの内容は、以下の通りです。

プラン名	パーソナルミニプラン	パーソナルプラン	パーソナルプラスプラン
料金	【年払い】 ・900円/月 ・10,800円/年 【月払い】1,280円/月	【年払い】 ・1,280円/月 ・15,360円/年 【月払い】 1,680円/月	【年払い】 ・2,980円/月 ・35,760円/年 【月払い】なし
機能	・確定申告書の作成 ・e-Tax ・銀行 ・クレジット明細の連携 ・メール ・チャットサポート ・マネーフォワードの他サービス連携 ・レポート機能（キャッシュフローレポートのみ）	・確定申告書の作成 ・e-Tax ・銀行 ・クレジット明細の連携 ・メール ・チャットサポート ・マネーフォワードの他サービス連携 ・レポート機能 ・消費税申告書の作成 ・口座残高と帳簿残高の突合	・確定申告書の作成 ・e-Tax ・銀行 ・クレジット明細の連携 ・メール ・チャットサポート ・マネーフォワードの他サービス連携 ・レポート機能 ・消費税申告書の作成 ・口座残高と帳簿残高の突合 ・電話サポート

いずれのプランも確定申告書の作成や提出まで行えます。

一方、消費税申告や各種レポート機能を活用したい場合には、パーソナルプランやパーソナルプラスプランを利用する必要があります。

マネーフォワードクラウド確定申告を1ヶ月だけ契約して確定申告をする流れ

マネーフォワードクラウド確定申告は月払いも可能なので、確定申告シーズンだけ利用することも可能です。

マネーフォワードクラウド確定申告を1ヶ月だけ契約して、確定申告する流れは、以下の通りです。

マネーフォワードクラウド確定申告は、無料トライアルでは確定申告書のPDF出力やe-Taxでの提出はできません。

そのため、短期間でも有料プランを利用することをおすすめします。

アカウント登録やプランを選択した後は、マネーフォワードクラウド確定申告の初期設定や仕訳登録を完了し、確定申告を完了させましょう。

なお、クライアントの数や経費の使用状況によっては、登録すべき仕訳の数が膨大となり、確定申告までに時間がかかる恐れがあります。

万が一のときに備え、2月のうちにマネーフォワードクラウド確定申告に登録し、確定申告の準備を始めておくことをおすすめします。

マネーフォワードクラウド確定申告を1ヶ月だけ利用するときの注意点

1ヶ月や数ヶ月など短期間だけマネーフォワードクラウド確定申告を契約して確定申告まで完了することは可能ですが、以下のようなことに注意しなければなりません。

それぞれ詳しく解説していきます。

帳簿を残しておきたいなら「退会」ではなく「解約」する

マネーフォワードクラウドでは、「退会」するとすべてのデータが完全に削除されます。

確定申告で作成した帳簿や仕訳データは、5～7年間保管する義務があるため、「退会」ではなく「解約」を選ぶのが安全です。

解約後も、無料プランとしてデータを閲覧することや、1年間につき50件までの仕訳登録が可能です。

無料プランは仕訳登録数に制限がある

無料プランは、仕訳や帳簿の閲覧機能が残りますが、仕訳登録数が1会計年度につき50件までと制限されています。

つまり、契約を解約して無料プランに戻った後は、大量の仕訳登録や確定申告書の作成をすることはできません。

別のクラウド会計を利用していたが、再びマネーフォワードクラウド確定申告を利用する場合には、無料プランから有料プランに切り替える必要があります。

パーソナルプラスプランは年払い契約のみである

マネーフォワードクラウド確定申告にはいくつかの料金プランが用意されていますが、その中でも、パーソナルプラスプランは年払い契約のみとなっています。

【補足】クラウド会計の費用は経費として計上できます 

マネーフォワードクラウド確定申告などのクラウド会計ソフトを利用するために支払った費用は、事業用の経費として計上可能です。

イラストレーターやデザイナーなどの個人事業主にとって、会計ソフトは「業務のために必要なツール」とみなされるため、通信費などの科目で処理できます。

事業を始めたばかりのうちは、マネーフォワードクラウド確定申告の利用を短期間に留め、経費を節約することも大切です。

しかし、事業規模が拡大してきたら、必要に応じて、クラウド会計の利用期間やプランを変更し、事業に集中できる環境を整えていきましょう。

マネーフォワードクラウド確定申告を1ヶ月だけ利用するとくによくある質問

最後に、マネーフォワードクラウド確定申告を1ヶ月だけ利用するときに、よくある質問を回答と共に解説していきます。

マネーフォワードクラウド確定申告の無料トライアルの内容は何ですか？

マネーフォワードクラウド確定申告では、初回登録時に1ヶ月間の無料トライアルが付与されます。

無料期間中は、有料プランとほぼ同じ機能を制限なく利用できますが、一方で、以下のような機能は利用できません。

• 確定申告書のPDF・XTXファイル出力
• マネーフォワードクラウド確定申告上での確定申告書提出（e-Tax）

マネーフォワードクラウド確定申告を利用するデメリットは何ですか？

マネーフォワードクラウド確定申告は、以下のようなデメリットがあります。

1. 会計知識がゼロだと最初は操作に戸惑う
2. 通信環境が不安定だと動作が遅くなる
3. サポート対応がプランによって異なる

マネーフォワードクラウド確定申告のパーソナルとパーソナルミニの違いは何ですか？

マネーフォワードクラウド確定申告の有料プランには「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」があり、機能やサポート内容に違いがあります。

中でも「パーソナルミニ」と「パーソナル」は機能が一部異なり、以下の機能はパーソナルのみ利用できます。

• レポート機能
• 消費税申告書の作成
• 口座残高と帳簿残高の突合

上記の機能を利用したい場合には、パーソナルミニプランではなく、パーソナルプランを利用するのがおすすめです。

マネーフォワードクラウド確定申告を確定申告シーズンだけ利用できますか？

はい、確定申告シーズン（例：1〜3月）だけの利用も可能です。

マネーフォワードクラウドの「パーソナルミニプラン」や「パーソナルプラン」は月払いも可能なので、1ヶ月単位で契約・解約できます。

一方で、最上級プランであるパーソナルプラスプランは、年払いのみなので月単位の契約はできません。

【まとめ】収入が安定したらクラウド会計を利用するのがおすすめです

マネーフォワードクラウド確定申告を利用すれば、確定申告を効率よく短期間で完了できます。

マネーフォワードクラウド確定申告は「パーソナルミニプラン」「パーソナルプラン」であれば、1ヶ月だけの契約も可能です。

ただし、1ヶ月だけの利用で仕訳登録から確定申告書を提出するとなると、手間や時間がかかります。

本来の業務に集中しつつ、確定申告を完了させたいのであれば、マネーフォワードクラウド確定申告を継続利用することも検討していきましょう。

このブログでは、個人で働くイラストレーターに向けて、確定申告や税金について解説しています。